あいな観察会2015.05.16

初夏のあいなです。
今年の春は温度がゆっくり上がっているようで、雨の割にはキノコが少なく感じます。
今回も雨のあとに気温が上がらず、秋のキノコが出てるかも、と思って訪れました。少人数でしたが、面白い収穫の1日でした。お土産はこの時期のニョキっとでたアレです。

同じ落ち枝からまた、華麗なシロキクラゲが出ました。やはりまだこの辺りは涼しいのか・・・
5月はキノコも春と夏のはざかい期で1年を通して少ない時期ですが・・・

(スナップ)
 
美しい純白のシロキクラゲBR>
 
マメホコリ(変形菌)はまだ未熟なためぶよぶよしている。色は綺麗なサーモンピンク

 
棒で突くと粘液が!

 
ナメアシタケか?柄のぬめり、ジュンサイのようにウルウルしてます。傘のミルクティー色も特徴的

 
キララタケ、きらら=雲母を傘に散りばめたようにように見えるから

 
ナメコ、この時期に出るとは想定外

 
キクラゲ、全く届かない高さ!雨水を吸って透明度が上がっています

 
何だ!?サバンナの遠くに見える集落のよう・・

 
コガサタケ、なぜ砂地に、この下はチップを撒いた法面ですが、砂の厚みもそこそこあります


6/7豊作田植えまつり、7/12やまももまつりと公園のイベントがあり、その機会に大勢の眼で観察会をしたいと思います。
その前に5/30に下見を兼ねて歩きます。観察会のたびに「あいな」での新産種が発見されており、これからも楽しみです。


採取・観察されたキノコ
1 クロキツネタケ
 :胞子が棘に被われ、球形。
2 フミヅキタケの一種?
 :胞子紋がコーヒー色だった。ヒダは黄褐色で黒変しない。
3 クヌギタケ属の一種
4 コガサタケ
5 フウセンタケ属の一種?
6 チチタケ属の一種
 :白い乳が出てヒダは褐変する。
7 ウラベニガサ
 :採取時はヒダが真っ白だったが帰宅して見ると帯紅色に。
8 シロキクラゲ
9 キララタケ
 :柄の基部に橙褐色の菌糸マット(オゾニウム)が無く、コキララタケではない。
10 ナメコ(栽培)

11 シイタケ(栽培)
12 キクラゲ
13 ナメアシタケ?
 :柄に透明な粘液が潤沢に残っている。
14 マメホコリ(変形菌)未熟

 
番号はリストと符合させています

 
番号はリストと符合させています


 
クロキツネタケの胞子。棘状のいぼだらけでキツネタケの特徴を呈している。