梅雨明けて 2016.07.23

梅雨明け早かったな〜という気分、もっとキノコの季節を!

今日は2人だけでした、やはり暑さにグロッキーなのですか、みなさま。
今回は前回まで未踏の初の道を行きました。

スナップ

行った場所。
朱色の線でコースをあらまし書きました。 森のゾーンでB駐車場の一つ南の谷、しあわせの村に近い側、正確に言うと第1期開園区域外です。 ときどき自家用車や送迎バスが通る道から入って行くと、なだらかな丘ににたどり着き、観察し良いところでした。 ここで30種ほど見つけました。
あいな全体計画図


フィールドで

   
典型的なコテングタケモドキに感激して激写しました。
 
典型的に美しいチチタケに感激して激写です。
       
このチチタケは丁寧に下ごしらえされて私の試食実験材料となりました。

 
最後までわからなかったイグチ、管孔の孔口は白


ニュース

今回から、室井さんに寄贈いただいている顕微鏡をあいなの倉庫へ持ち込み置かせてもらっています。
100均の店でLEDのミニ懐中電灯、ピンセット(の代わりの美容毛抜き)とスポイト(の代わりの弁当の醤油さしへ醤油を入れるスポイト)を買って、スライドガラス、カバーガラスと一緒に箱に入れてありますので、誰でもすぐに使えます。
早速、クロアザアワタケと思われるキノコの胞子をのぞくと、・・・あらあら!・・・アヤメイグチに近い種ではござりませんか?!
逆にこれはなにやと取り調べ中のキノコをのぞくと、こちらの方こそクロアザアワタケでは?!
   
左、クロアザアワタケ、右、アヤメイグチの近縁種

ということで、縦に切って見ると、管孔は青に、柄肉は赤に見事に変色し、クロアザアワタケの記述と合いました。
一方、先ほどのアヤメイグチ近縁の方は柄の断面がはじめから赤みを帯びている点で図鑑の解説と一致しました。
このように顕微鏡も大変役に立っています。
ところで顕微鏡観察は里山情報館を借りて行うことができました。ここはクーラーが効いているという絶好のコンディション。
暑さにバテ気味の2人も力を回復して2時半まで同定を続けmasita.
途中、一般のお客さんが寄って、キノコのことを話たり、子供たちも興味津々、何というかメカニカルな顕微鏡を触りたくて仕方ないちいちゃいお子様もいました。

当会発行の「あいなのキノコ」のチラシをお配りしました。

キノコの写真

     
アケノボドクツルタケ

 
アオゾメタケ

   
アシボソニガイグチ

   
アヤメイグチ近縁種

   
チチタケ

   
ドクベニダマシ

   
ヒロハウスズミチチタケ

   
薄褐色のイグチ

     
キアミアシイグチ

   
キチャハツ

 
コブアセタケ近縁種

   
コビチャニガイグチ

 
(仮)コヒメアワタケ

   
コテングタケモドキ

       
クロアザアワタケ

   
ミドリニガイグチ

   
ニッケイタケ

   
ニセキンカクカビョウタケ

 
ノウタケ

   
オレンジアンズタケ

   
シロハツモドキ

 
ツチグリ(幼)

   
ヤブレベニタケ

   
ヨヘイジ

その他、サンプル採取せず、目撃情報のみ。
オニタケ
ベニヒガサ?
モミジウロコタケ