会議あるので来たのだけれど 2017.05.14

新顔見つける

▶ スナップ

雨が降ったけど気温が例年より低いせいか、キノコの発生は低調ダナ〜

小さいけどりっぱなツバを持ったクロコタマゴテングタケ。ツバが黄色い(写真だと分かりにくいですが・・・)
  写真に撮ると、黄色が白っぽくなりますよね。どうしても明るく撮ろうと自動露出が働くので白くなりがちです。黄色いキノコ、特に淡い黄色のもの,例えばキツネノハナガサなどは白っぽくなりがちです。
露出をマイナス補正する必要があります。(露出が補正出来ない場合は、背景を明るくする)

折角の初夏なので新緑と花の写真も撮りました。
左から、新緑の大きな木、ミヤコグサの群落、ニガナの花
     

今日のサプライズゲストは野うさぎのぴょんちゃん(勝手に命名)
左はズーム撮影、右はさらにズーム加工。
   

花の写真が続きます。
左から、タンポポの綿毛、タツナミソウ、トコロさん、ミヤコグサ、アキグミ
         

タツナミソウは「立つ波」です雰囲気わかりますでしょう?
このヤマイモの仲間の葉は特徴的ですが、種までは勉強不足でなかなかよくわからないのです。ヤマイモと言ってもハシリドコロなどはその名のとおり、腹を下して走り回るという毒草ですから、試食は禁物です。 ミヤコグサは先ほど群生していたもの、旬です。
アキグミは3mほどの木ですがザラザラ感の強い葉が特徴ですね。ちょっと熟しても渋いので残念なグミです。

さて、テントウムシの親子がアブラムシを食べている野生的な写真をどうぞ。
 

ちなみにネットで調べると、「セイタカアワダチソウヒゲナガアブラムシ」であるようです。

▶ キノコの写真

地味なキノコが多くて・・・

先述のクロコタマゴテングタケ
   

ムジナタケと思われます。こんなに開くのは怪しいが・・・でも胞子は黒いようです。
     

左からベニタケの一種(滑り易い土手の上で採取出来なかった)、干しシイタケというより半生シイタケ、生シイタケ(大判ステーキ用!)
     

スギタケと思われるキノコがシイタケのホダ木から生えていました。
→これはのちにI藤さんからのコメントでヒメスギタケと判りました!
     

胞子とクリソシスチジア(KOHで黄変)
   

▶ 観察リスト

001 クロコタマゴテングタケ [Amanita citrina (Schaeff.) Pers. var. grisea (Hongo) Hongo] ハラタケ目テングタケ科テングタケ属
002 ムジナタケ [Psathyrella velutina (Pers.) Singer] ハラタケ目ナヨタケ科ナヨタケ属
003 ベニタケの一種 [Russula sp.] ベニタケ目ベニタケ科ベニタケ属
004 シイタケ [Lentinula edodes (Berk.) Pegler] ハラタケ目ツキヨタケ科シイタケ属
005 ヒメスギタケ [Phaeomarasmius erinaceellus (Peck) Singer] ハラタケ目モエギタケ科スギタケ属

005 ヒメスギタケ は、あいな初観察。スギタケに比べやや小さく濃い茶色です。伊藤さんから助言いただいた。