折角の夏休みなので気になっていたあいなを散策です。もうお墓参りもお盆の法要も済ませていますので。 2017.08.15
さすがに人が少なく静かですね。
▶ きのこ
今回のキノコは少し詳しく追ってみましょう
「クロハツ」と「アクゲシジミタケ」です。
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■ その前にそのほかの目立ったキノコたち
左から、エリマキツチグリ、ニセホウライタケ
ニセホウライタケの特徴は中央部と周辺部で異なるツートンカラーと放射状に目立つ毛羽だった線です。
特徴は印象的ですぐ「みたことある!」と思い出すのですが、名前が思い出しにくい。気の毒なキノコです。
そして、ベニウスタケ
これまでベニウスタケだ!いや、オレンジアンズタケだ!と議論していたのはいずれも日本ベニウスタケで同種のようです。
じゃベニウスタケでいいのね、と言うと、それも違って、西洋のベニウスタケと同じと考えていたのが別種だという遺伝子情報。
和名は、まだ無い状態とでもいいましょうか・・・・
■ クロハツ
クロハツはベニタケの仲間で、縦に裂くことが非常に困難です。ぽきっと折れるもろさを有しています。
ヒダはやや疎です。クロハツモドキはヒダが密で、ここで区別します。
クロハツの仲間は肉の変色するものが多いです。
この日の個体は緩やかに白から帯赤(ピンク)色に変わっていきいました。
左から12:02 → 12:04 → 12:16 → 12:50 です。
このようにピンクに変わるだけでなく、そのあと黒に変わるのです。
猛毒のニセクロハツは黒くならずピンクのままと言われます。
しかし、どのようなキノコも古くなれば黒くなってくるものです。
変色の時間感覚も一緒におぼえておかなくてはご同定につながります。
■ アクゲシジミタケ
アクゲとは良く言ったもので、アク(灰)色の毛が特徴的です。
裏側、すなわちヒダ側から見た色風情も特徴的です。なかなか言葉では表現しにくいですが・・・
▶ 採取・観察したキノコのリスト
エリマキツチグリ
ニセホウライタケ
ベニウスタケ日本型
クロハツ