メダケ赤衣病菌から知る日本のタケ

厳冬なるも春の足音を感じる・・・



フィールドにて

センボンクヌギタケのほかは無し。枯れ枝に白く縁取られた茶色い菌が大きくなりつつありましたが正体は不明。カエルの卵に春を感じます。
アカガエルの卵。1がつにはもうアカガエルが見られますが、卵もたくさん湛水された田んぼでみることができました。
他のカエルはもちろんまだまだこれからです。
   

スエヒロタケ(幼菌)
 

映画撮影のために、たんぼににわかに建てられた茅葺民家
 

春先に見られる、メダケ赤衣(あかごろも)病菌
サビ菌の一種で、2月には冬胞子のかたまりとして見られます。これが落ちるとあとに夏胞子が出るそうですが、そのときにはタケも枯れ始めて黄色っぽくなり目立たないようです。今度、ちゃんと夏胞子を見てみたいですね。
タケに寄生する菌は多く520種以上あるらしいですね。日本固有のものも多く、特にマダケに日本固有の寄生菌が多いので、マダケは日本特産ではないかとのこと。
逆にモウソウチクは日本固有の寄生菌が見つかってないので外来だと思われるというお話。
 

センボンクヌギタケ、と不明菌
   

採取、観察されたキノコのリスト

センボンクヌギタケ クヌギタケ科_クヌギタケ属
メダケ赤衣病菌 プクキニア科ステレオストラツム属
不明菌